幸せな人が持っている、たったひとつの共通点

「もう少し優しい言葉をかけてくれたらいいのに」

「私の話、ちゃんと聞いてほしい」

そんなふうに、パートナーにモヤモヤした思いを抱えていませんか?

長年連れ添っているほど、ちょっとした言葉や態度に敏感になってしまうものです。

でも同時に、「この人が変わってくれたら、私はもっと幸せになれるのに」と期待がふくらみ、気がつけば相手の欠点ばかりが目に入ってしまう、、、。
そんな悪循環に陥っていませんか? 

特に40代後半から60代にかけては、子育てがひと段落し、夫婦ふたりの時間が増えていく時期。

その分、家庭の中で感じる孤独や違和感も濃くなりやすいのです。

でも、最近の心理学や幸福度の研究から、意外な「幸せの秘訣」が見えてきました。

ハーバード大学の75年にもわたる幸福研究では、幸せを感じている人に共通するのは「財産や社会的地位」でも「結婚しているかどうか」でもなく、良い人間関係を持っていることだとわかったのです。

それはつまり、たとえ夫婦関係が完璧でなくても、パートナー以外に心を通わせられる人がいれば、人は十分に幸せを感じられるということ。

たとえば、50代のAさん。

夫との会話は年々減り、以前なら「なんでこんな冷たい人と一緒にいるんだろう」と孤独に沈んでいたそうです。

けれど、思いきって趣味の教室に通いはじめ、気の合う友人ができた途端に気持ちが大きく変化。

「夫にいちいち期待しなくなったし、家にいても自然と心に余裕が出てきた」と話してくれました。

また、60代の男性の事例では、地域のボランティア活動を始めたことで、新たな人間関係ができ、家庭でも穏やかに過ごせるようになったという声もあります。

これは「夫や妻への不満を放置する」のとは違います。

家族以外のつながりができることで、夫婦としても健全な距離感が保て、結果的に夫や妻との関係も悪化しづらくなるということなのです。

大切なのは、自分の世界を夫や妻だけに閉じないこと。

家族はもちろん大切な存在ですが、そこだけに自分の居場所を絞ってしまうと、どうしても息苦しくなります。

むしろ、家庭の外にもうひとつ心の居場所があることで、家庭の中でも健全な距離感が生まれ、かえって家族との関係もラクになるのです。

夫や妻が変わらなくても、自分の心のあり方は変えられる。

あなたの「もうひとつの世界」を見つけてみませんか?

そこから、あなたの毎日がもっと優しく、もっと心地よく変わっていくはずです。