あなたは、息子を大切に思うあまり、つい口を出しすぎてしまったり、何でも手助けしてしまったりしていませんか?
「失敗させたくない」
「ちゃんと育てたい」——そう思うのは当然のことです。でも、その“愛”が、息子を自信のない人間にしてしまうこともあるのです。
それでは、どんな言動が「息子をダメにする」のか、ご覧ください。
それでは、どんな言動が「息子をダメにする」のか、ご覧ください。
1. ダメ出しばかりする
「また失敗したの? 何やってるの?」
「ちゃんと考えて行動しなさい!」
こんな言葉を、何気なく口にしていませんか?母親は叱咤激励のつもりで言っているのかもしれませんが、ダメ出しをされ続けると、息子は「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまいます。
人は失敗から学びます。でも、母親が先回りして「こうすればいいのよ」と正解を教えてしまうと、息子は「自分で考えて行動する力」を身につけられません。結果、指示待ち人間になってしまうのです。
失敗を責めるのではなく、「あなたなら、次はどうする?」と考えさせること が大切です。
2. 息子を夫代わりにする
「お父さんに言っても分かってくれないけど、あなたなら分かるわよね?」
「お父さんは忙しいから、あなたの意見を聞かせてくれる?」
夫との関係がうまくいっていないと、無意識のうちに息子に頼るようになってしまいます。すると、息子は「お母さんを守らなきゃ」「お母さんの相談相手にならなきゃ」と感じるようになります。
最初は、母親を支えたい気持ちだったかもしれません。でも、これが続くと、息子にとって、「優先順位の1番目が母親」になってしまいます。
結果、彼は結婚しても、妻より母を大事にする究極のマザコンになります。このために夫婦仲が悪くなって、離婚することのなるかもしれません。
母親として大切なのは、息子を「夫の代わり」にしないこと。息子は「母親を支えるために生まれてきた」わけではなく、彼自身の人生を生きるために生まれてきた のです。
3. 息子がやるべきことを、すべて母親がやってしまう
「あなたはまだ難しいでしょ? 代わりにやっておいたわよ」
「そんなこと、あなたには無理だから、お母さんがやるわ」
息子が困っていると、つい手を貸したくなるものです。でも、それが積み重なると、息子は「何でもお母さんがやってくれる」と思い込んでしまいます。結果、何歳になっても自立できません。社会に出てからも、「誰かがやってくれるだろう」と、仕事でも受け身になってしまいます。
たとえ時間がかかっても、本人にやらせることで、少しずつ自立心が育っていくのです。