長男をマザコンにしないために——父親の役割、母親の覚悟

「うちの長男、私にベッタリで可愛いのよね」

そう思っているお母さん。

そのままにしておくと、将来、息子がマザコンまっしぐらになる可能性があります!

 
長男というのは、母親と資質が似ていることが多いものです。

だからこそ、仲が良くなりやすいし、時には喧嘩もする。

どちらにしても距離が近すぎる という問題が起こります。

 

ここで重要なのが、「父親の存在」です。

 

長男が小学生になったら、父親が息子を「男同士の時間」に連れ出すこと。

これは単なる親子旅行ではありません。

息子を「子ども」としてではなく、「一人の男」として扱う時間を作るのです。

 

例えば、二人で旅に出る。

夜、一緒に飯を食いながら、「お前ももう立派な男だな」と語り合う。

ただそれだけで、息子は「父親に認められた」という自信を持ち、誇りを感じるようになります。

 

しかし、ここで注意。

一回きりでは意味がありません。

 

一度だけだと、息子はまたすぐに母親の元へ戻ってしまいます。

だからこそ、この「男同士の時間」を何度も持つことが大切 なのです。

そうすることで、息子は父親とも母親とも適度な距離を保つことができ、精神的に自立していきます。

 

そして、このとき、母親にも重要な役割があります。

「長男を自立させよう」と決めること。

 

息子が父親と出かけるたびに、

「ちゃんとご飯食べられるかしら?」

「寒くないかしら?」

なんて心配ばかりしていたら、息子はいつまでも母親に依存したまま。

むしろ、

「行ってらっしゃい! お父さんと楽しんできな!」

と笑顔で送り出すこと。

 

そうすることで、息子は「母親の庇護のもとにいる子ども」ではなく、「自分の足で立つ男」 になっていくのです。

 

子どもはいつか自立しなければなりません。

でも、長男の場合、母親との距離が近すぎると、その一歩がなかなか踏み出せない。

だからこそ、父親が「男としての世界」を教え、母親が「手を放す覚悟を持つ」ことが必要。

 

もし今、

「うちの長男、ママがいないと何もできないのよね」

なんて思っているなら、それは今すぐ変えた方がいいサイン。

 

あなたの息子が、ちゃんと「自立した男」 になれるように、

父親の役割、母親の覚悟、、、どちらも欠かせないのです!