「聞いて聞いて」「褒めて褒めて」「会いたい会いたい」。
この3拍子がそろっている姑、あなたの周りにもいませんか?
やってあげたことをやたらと強調し、「あのときご飯作ってあげたでしょ」「○○買ってあげたのよ」と、恩をちらつかせながら感謝を求める。
日々のどうでもいい出来事を報告してきて、「それでどう思う?」「驚いた?」「私、すごくない?」と、反応待ち。
その根底にあるのは、「お嫁さんと仲良くなりたい」という純粋な思い…かもしれません。
ですが、これは嫁にとって“善意の押しつけ”に感じられるのです。
最初は「まあいいか」と受け止められても、回数が増えれば疲弊します。
嫁にも生活があり、ペースがあります。
自分の生活リズムに土足で入ってくる存在になれば、どんなに“いい人”でもストレスになります。
そこで大切なのが、「距離感」。
でも、嫁の立場で「もう少し距離を取りましょう」と言うのは至難の業。
角が立ちますし、あとあと関係がこじれるリスクも高い。
だからこそ、ここで必要なのが「夫(息子)」の出番です。
夫が母親に向かって、「おふくろ、最近ちょっと入り込みすぎじゃない?」「またかまってちゃんになってるよ」と軽めにでも釘を刺すだけで、効果は絶大。
“嫁の意見”よりも、“息子の本音”のほうが、母親の心には刺さります。
嫁として、できるのは、「忙しい人」になることが有効です。
姑からの誘いや連絡にすぐ反応せず、「予定が詰まっていて無理です」「その日は子どもの用事でいっぱいです」と、常に“手が空いていない人”を演じる。
そうすることで、姑の中に「この人に気軽に会おうとしても、いつも無理なんだ」という認識が生まれ、自然と接触頻度が下がっていきます。
“かまってちゃん姑”は、最初のうちは悪気なく、善意で近づいてきます。
でも、それが限度を超えると、嫁のストレスに変わり、いずれ関係は崩壊します。
「嫌いになる前に、距離を取る」。これが、長くうまくやるためのコツです。