
こんにちは、八納慧果です。
毎日はちゃんと回っている。
大きな問題があるわけでもない。
それなのに、ふとした瞬間に
「このままでいいのかな」
そんな気持ちになることはありませんか。
仕事もしている。
家のことも回している。
人との関係も、それなりにやれている。
だからこそ、自分の中にある小さな違和感を、つい後回しにしてしまうことがあります。
でも、本当はそこに、今の自分にとって大事なサインが隠れていることがあります。
不安。
不満。
怒り。
悲しみ。
怖れ。
どれも強烈ではない。
ほんの少しずつ。
だから「このくらい大丈夫」と思って、見ないふりもできてしまう。
けれど、その小さなものをずっと抱えたままでいると、心は静かに疲れていきます。
私は、こういう状態を
「マイルドな絶望感」と感じることがあります。
絶望というほどではない。
でも、どこか満たされない。
どこか置いていかれている感じがする。
ちゃんと生きているのに、心だけが少し取り残されている。
そんな感覚です。
やっかいなのは、それがはっきりしないことです。
何が不安なのか。
何に不満を持っているのか。
誰に対して怒っているのか。
どんな悲しみを抱えているのか。
考え始めると、思っていたより深そうで、つい蓋をしたくなる。
それも、とても自然なことだと思います。
でも、少し楽になる入口は、無理に前向きになることではありません。
「私、今ちょっとしんどいんだな」
「少し疲れているんだな」
そうやって、自分で自分の状態を認めてあげることです。
認めたからといって、すぐに全部が解決するわけではありません。
でも、認めないままでいると、心は何度でもサインを送ってきます。
人間関係のモヤモヤとして。
理由のないイライラとして。
急に涙が出そうになる感じとして。
あるいは、「もう無理かも」と感じる出来事として。
だからまずは、大げさにしなくて大丈夫です。
結論を急がなくても大丈夫です。
ただ、
「私の中に、少し疲れている場所があるな」
と、そっと気づいてあげる。
それだけでも、心は少しゆるみます。
今日はぜひ、答えを出そうとせずに、こんなふうに自分に聞いてみてください。
「私は今、ほんとうは何を感じている?」
うまく言葉にならなくても大丈夫。
モヤモヤしたままでも大丈夫です。
見ないふりをやめたところから、
人は少しずつ、自分を取り戻していけるのだと思います。
今週のあなたが、
がんばることだけではなく、
自分の小さなサインにも、やさしく気づけますように。
八納慧果