9/13に「生きづらさを解消する!1日集中セミナー」を開催しました!

 

9月13日、北品川・春雨寺で、「生きづらさを解消する!1日集中セミナー〜心の制限をほどき、“本当の自分”で生きる第一歩〜」を開催しました。

毎回、セミナーを開催するたびに、いろいろな気づきがあるのですが、その中で、改めて「これは、とても大切だな」と思ったことがあります。

それは、

私たちは、父親や母親との関係だけではなく、父と母がつくっていた“二人の関係性”まで、自分の中に取り込んでいることがある

ということです。

人間関係に悩んでいる人の「基準」の多くは、両親です。(両親がいない場合は、母親代わり、父親代わりになった人です。)

私たちは小さい頃、親との関係の中で、「こうすれば愛される」「こうすると怒られる」「こうしていれば嫌われない」ということを、知らず知らずのうちに学んでいきます。

たとえば、お母さんの機嫌をいつも気にしていた人は、大人になってからも、相手の表情や声のトーンに敏感になりやすい。お父さんに認めてもらうために頑張ってきた人は、「ちゃんとしなければ」と、大人になってからも頑張り続けることがあります。

子どもの頃は、そうすることが必要でした。親に守ってもらわなければ、子どもは生きていくことができませんから。だから、親に合わせることは、ある意味、とても自然なことでした。

カウンセリングやセミナーでも、「この反応は、母親に対してしていたことと同じだ」「この人への対応は、父親への対応と同じだ」と気づかれる方は多いです。

でも、実はもう一つあります。それは、「父と母が二人そろった時に、そこにどんな空気が流れていたか」ということです。

たとえば、
・父が怒ると、母が黙る。
・母が不機嫌になると、父がその場から離れる。
・父と母が言い争うと、子どもが間に入る。

家族の中で誰か一人が我慢することで、なんとなくバランスが保たれている。そんな「家族の中の関係性」を、私たちは子どもの頃からずっと見ています。

そして、その中で、「人と人が一緒にいる時は、こうなるものなんだ」「誰かが怒ったら、自分がなだめるものなんだ」「関係を壊さないためには、自分が我慢するものなんだ」ということまで、知らず知らずのうちに覚えていくのです。

つまり、私たちが受け継いでいるのは、「父親との関係」「母親との関係」だけではありません。父と母がつくっていた“二人の関係性”まで、自分の中に取り込んでいることがあるのです。

そして大人になると、夫婦関係や、職場の人間関係や、友人関係の中で、かつて家族の中で見ていた関係性を、もう一度、無意識に再現してしまうのです。

だから、人間関係の悩みを考える時には、「母親とどうだったか」「父親とどうだったか」だけを見るのではなく、家族全体の中で、誰と誰が、どんな関係だったのか?誰が強くて、誰が我慢していたのか?誰が誰の顔色を見ていたのか?そして、自分はその中で、どんな役割をしていたのか?まで見ていくことが、
とても大切になります。

家族というのは、一人ひとりがバラバラに存在しているわけではありません。それぞれが影響し合いながら、ひとつの「関係性」をつくっています。

でも、自分自身がその家族の中にいる時には、それがあまりにも当たり前すぎて、なかなか気づくことができません。

今回のセミナーでも、父親と母親の関係を見ていくことで、「だから、母親は自分に対して、こういう対応だったのか!」「だから、父親は私たち子どもに対して、こうだったのか!」と、初めて気づかれた方がいました。そして、「長年の謎が解けました」とおっしゃられました。私は、この言葉がとても印象に残りました。

これまで何十年も、「どうしてなんだろう?」と思っていたことや納得できなかった、ずっと心のどこかに引っかかっていたこと。それが、家族全体の関係性を見てみることで、「ああ、そういうことだったのか」と、つながることがあります。

これまで何度かご紹介している「家族マップ®」では、目には見えない家族の関係性を、一枚の紙の上に可視化していきます。

さらに今回のセミナーでは、実際に父親役、母親役などを選び、その関係性を立体的に再現していきました。そうすることで、頭の中だけで考えていた家族関係を、少し離れたところから、客観的に見ることができるようになります。すると、「ああ、だからか!」と驚かれたり、涙を流されたり、ふっと笑顔になったり、そんな変化が起こります。

その姿を見ていると、長い間、「どうしてなんだろう?」と悩んだり、迷ったり、苦しんだりすることに使っていたエネルギーを、少しずつ、自分の人生へ取り戻していかれるのだと思います。

誰かを責めるために、家族を見るのではありません。「家族全体が、こうやってバランスを取っていたんだ」と分かることで、少し距離が取れるようになります。距離が取れることで、これまで無意識に繰り返していたことを、「これからも続けるのか」「もう手放していいのか」自分で選べるようになっていきます。

自分ではなかなか気づくことのできない家族の関係性を見つめ、そこから少しずつ自由になっていく。そして、これまで家族のことに使っていたエネルギーを、これからの自分の人生へ使っていく。

そんな時間を、これからもつくっていきたいと思っています。
この1日集中セミナーは、これからも3〜4ヶ月に1度のペースで開催していきたいと思っています。